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黒川温泉

黒川温泉の画像

黒川温泉は、熊本県阿蘇郡南小国町にあります。地名からも分かるとおり、活火山である阿蘇の火山性温泉です。阿蘇の外輪山の裾野、渓流沿いの山間部に位置する、小規模な温泉街です。泉質は主に硫酸塩泉ですが、源泉は比較的浅い(20メートル程度)地層から湧いています。湯温が80度~98度と高温である為、各旅館は露天風呂を備えています。神経痛、関節痛、筋肉痛等に効能があると言われています。黒川温泉が現在のように、全国的に有名になったのはまだ最近、2000年以降のことです。それまで熊本県内や九州内では良く知られた温泉地ではありましたが、温泉地としての規模は非常に小さい為、知っている人は知っている、と言う温泉でした。近年では雑誌の、行ってみたい人気温泉ランキングの1位に輝くなど、脚光を浴びてきています。しかし渓谷の両側に20部屋、収容人数60人程度の低層のこじんまりとした和風旅館が建ち並ぶという現実、さらに渓谷に面しているという地形から、増築や新築をするための広い土地はなく、そのため大きなホテル建設は不可能となっています。宿泊客の収容人数には限界がありますが、旅行者は旅館組合事務所で杉の木製の「入湯手形」を1200円で購入すると、黒川温泉内のほぼ全ての旅館が備えている露天風呂のうち、好きな所を3カ所まで選んで入浴することができます。この「入湯手形」は午前8時30分~午後9時まで有効です。人気温泉街に良く見られる、歓楽街的な要素、派手な看板やネオンなどは極力避けることによって、町全体が「人里離れた癒しの湯」といったイメージで統一されています。物理的に大きな建物を建てられなかったことが、結果として幸いした温泉だと言えるでしょう。

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